日本の金利が上昇したのは良いことなんですよ
ラルス・クリステンセン氏の意見。
- 「金融緩和すると最初は短期金利が下がるけれども、経済が回復し始めると、金利も上がりだす。金融政策を金利で判断すると間違えやすい」と、1998年にミルトン・フリードマンが言っている
- 日本の金利が上がっているのは、黒田(岩田)日銀の政策が効いているから
- 日銀がレジーム・チェンジしてからインフレ予想が上がり、名目金利はたしかに上がっているが、実質金利は下がっている。リチャード・クーは「日銀にはそんなこと出来ない」と言っていたが、実際には出来ている
- 日本への市場からの信認は失われていないし、それどころか増している。5年ものCDSは安倍政権の登場によって225ベーシスポイントから70ベーシスポイントまで下がっている
- 市場から日本への信認が増している理由は、金融緩和政策によって名目GDPが将来上昇し、経済規模に対する負債の割合が低下することを市場が予想し始めたからだ
クリステンセン氏はアベノミクスへの評価がかなり高いです。