給付金政策

プレミアム商品券の効果について推測する記事がありました。
プレミアム付商品券の経済効果
この記事の見解だと、600億円ほどしか効果がないだろうとのこと。
過去の給付金政策でも、消費増加は予算の3割程度であったとか。
一回限りの給付金では国民はそれほどお金を使わないということですね。
給付金はやはり、制度化してしまうのが良いのだろうと思います。
制度化のためには、「景気対策としての給付金」という発想から離れる必要があります。
その発想だと景気が良ければ給付金はいらない、という話になってしまいます。
格差是正のための制度が景気にも副産物的に良い効果を与える、ということの方が良いと思いました。

加緩和のタイミング

おととい書いたエントリを思い出していて考えたのですが、追加緩和はもしかしたら補正予算の執行開始のタイミングで行われるかもしれませんね。
私は在野リフレ派の意見に明確に反対なんですが、安倍政権はリフレ派ないしケインジアンのアドバイザーを何人も受け入れていますから、財政政策と金融政策の強化を同時に行う可能性は高いと思います。
金融政策の効果で景気が上向くだろうと思いますが、財金同時発動しておけば、「どうですか皆さん。これが財政政策の効果です」と言えますからね。
財政政策が景気に効く、という思想は、リフレ派ないしケインジアンのみならず、官僚・政治家・関係業界にとっても必要なものですから、利害一致しています。
どうなるかは春ぐらいのお楽しみ。
これから本格化する冬を乗り切らねば・・・