西田昌司先生の毎度おなじみおバカ講義

誤解のないように言っておきますが、西田昌司がおなじみなのではなく、おバカ講義がおなじみなのであります。

講義と言っても、質問の内容にまともに答えず、自分の結論だけ言い放っておしまい、という発言が多いですけどね。
理由を言うと反論されて言い負かされるのが目に見えているので逃げているのでしょう。
ただ、2つほど明らかにバカなことを言っているのであげつらっておきます。

州制にすると地方の予算が減る?

この発言を聞く限り、道州制にしてもカネは国が配るものだ、という理解を西田がしていることがわかります。
しかし、それでは道州制にする意味がないので、そんな仕組みを想定して提唱されている筈がありません。
中央政府からの補助金を全否定するものでないとしても、道州制にするからには道州の財政上の自立性を高める仕組みにする筈なので、今の中央政府の徴税権を道州に分け与える形になる筈です。
財務省に付き従って消費増税に賛成した西田昌司にとっては、中央政府の徴税権を地方に分け与えることに反対するのが仕事なのでしょう。
また、道州制に反対するエセ論者(三橋貴明先生、藤井聡先生など)は、道州制を特殊な仕組みのように印象づけようとしますが、道州制とは通常は連邦制のことなので、世界に連邦制国家が珍しくないことを考えると、非常に奇異なことを述べていることがわかります。
連邦 - Wikipedia
道州制で国が滅びるのであれば、アメリカ・ドイツ・スイス・オーストラリア・カナダ・ベルギー・オーストリアなどは、いつごろ滅びることになるのか意見を聞いてみたいですね。

会議員は人格で選ぶ?

これは中野剛志も言っていたバカ発言ですが、国会議員なんてテレビでしか見ることができない、芸能人同様の赤の他人なのですから、人格なんてどうやって知るのでしょうか。
西田昌司の発言を聞くと、西田昌司がバカなことを言っているということは分かりますが、西田の人格までは分かりません。
ひょとしたら凄くいい人なのかもしれない。
私が西田昌司を蛇蝎のごとく嫌っていたとしても、それは映像だけで判断している虚像に過ぎず、西田の人格を誤解しているのかもしれない。
そう考えると国会議員を人格で選ぶなどという恐ろしいことはできず、やはりセオリーどおり政策で選ぶしかありません。
政策から判断すると、西田昌司は間違ったことやバカなことしか言わないので、選択の対象からは大きく外れます。
西田昌司のようにバカなことばかり言っているから参議院不要論が出てしまうわけで、自分の首を絞めることを避けたければ、バカ発言は控えるのがよろしかろうと思います。
それらが人格からにじみ出てきてしまうのならば、どうしようもない気の毒なことですが。