金利上昇 メモ

金利上昇で銀行が大変説」対策メモ。

今のように日銀が量的緩和をしている状況では、短期金利まで1%上昇するとは考えにくい。せいぜい長期金利だけが上昇するのだろう。リポートでは、長短の金利差が開くスティープ化の場合、金融機関の総損失額は5・0兆円にとどまる。
 そもそも債券だけのリスクを取り上げるのも問題だ。リスク管理をやっている者であれば、損失額は、「保有額」×「金利上昇幅」×「平均償還期間」になることを知っている。大手行の債券保有額は120兆円、平均償還期間は2・5年なので、金利上昇1%でだいたい3兆円の損失となる。また、調達(預金)の金利は低いままであるので、金利上昇はプラスになる。
 結局、資産面の平均残存期間と負債面の平均残存期間の差であるミスマッチの大きさで金融機関の金利リスク量は決まってくる。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131030/dms1310300730001-n1.htm