【消費増税】どんどん下がる株価。どこで止まるかが焦点

本日の株価は−170円、13853円。ドル円は97.05。
勢い良く株価下落、円高進行であります。
「日本の信認が保たれた」結果、株安と円高が進行するという不条理世界を目の当たりにしております。
アメリカの株価は76ポイント上昇していますし、債務上限問題は解決するはずなので、日本の不調の理由にはなりません。*1
日本のデフレを防いだり、社会保障の混乱を解決する方法はすでに見出されているのですが、官僚と政治家がそれを採用する意思をまったく持たないので、こんご数十年間はこのまま衰退の道を歩む気配が濃厚になりました。
その間、消費増税・所得減税という富裕層優遇を続けることによって、今後100年くらいの斜陽の時代に、金持ち連中はむしろ財産をふやし、社会を運営する負担は庶民におしつけ、いつか到来するかもしれない破綻と混乱のときを「上流階級」とその子孫は悠々と切り抜ける腹積もりなのでしょう。
この頽廃をやめさせる手段は存在しません。
犠牲に供される一般国民が危機に気づくとか、その対策を理解するとかいうことも有り得ないことですから、「日本が目覚める」という状況は訪れないでしょう。
個人的な関心としては、曲りなりにも金融緩和している状態で、3%の消費増税がどの程度の悪影響を及ぼすと市場が予測しているのか、為替と株価がどの辺でとどまるのかという点に注目しています。
外国の経済学者から見れば実に面白い実験のはずで、日本が相も変わらず停滞するのを尻目に、日本から得た教訓をもとに諸外国は国家運営の立て直しを図るのだろうと思います。
実に、太平洋戦争の反復であるなぁと思います。
日本は何度戦争しても必ず負ける国家になったのでしょう。

*1:こんな駆け引きで本当にアメリカがデフォルトしたら愚劣の極みですが、さすがにそれはないでしょう。