日銀総裁は学者、サポートに実務家でOK

央銀行の総裁に学者が就任するのは普通のことです。
ベン・バーナンキ - Wikipedia
マリオ・ドラギ - Wikipedia
グレン・スティーヴンス - Wikipedia
むしろ日本のように戦後の日銀総裁で最も多いのが法学部出身者、などというお笑いグループは珍しい部類です。
金融政策の専門知識を持たないなんちゃって集団が誤った政策を継続してきたからこそ日本は15年もの間デフレの沼から足を抜くことができないのです。
そのような認識を持たない麻生太郎氏の大臣たる適格性には疑問を抱きます。

 2月3日(ブルームバーグ
総裁人事については麻生太郎財務相が3日午前に放映されたNHKのインタビュー番組で、国際金融がある程度分かり英語がそこそこできるなどの条件を挙げた。さらに日銀は大組織だとして「組織を動かしたことのない人、いわゆる学者とかそういう組織を動かしたことのない人というのは長をいきなりやるのは大変と僕は思う」と付け加えた。

まともな学者が総裁になったら、日銀OBや日銀職員や官僚が妨害するのはわかりきっているのですから、サポート役はつけなくてはいけません。
当然です。
そのような意思を持たない麻生氏は、本当にデフレ脱却に取り組むつもりがあるのでしょうか?
次の総裁になる人にリフレーションを行う能力があるのならば、敵地に一人で送り込むのではなく、周囲からの充分な補佐を受けて力を発揮できるように取り計らう必要があると思います。

渡辺・みんな代表、日銀総裁に浜田氏ら5人提案

日経
みんなの党渡辺喜美代表は2日の読売テレビ番組で、日銀総裁の候補として浜田宏一米エール大名誉教授、岩田規久男学習院大教授、竹中平蔵慶応大教授、高橋洋一嘉悦大教授、中原伸之元日銀審議委員の5氏を挙げた。これに関連して江田憲司幹事長は同日のテレビ東京番組で、岩田氏が一番適任だとの考えを示した。

正副総裁、ブレーンの全てをこの中から選べば良いと思いますよ。