メルケルがここまで言っているとは想像もしていなかった

ハッキリしてるなぁと思いますが、割り切り過ぎだと思います。
Angela Merkel tells Davos austerity must continue | World news | The Guardian

In a keynote speech at the World Economic Forum's annual meeting, Merkel insisted it was vital to keep driving down labour costs to make Europe more competitive.
賃金を抑えておくのが、欧州の競争力を高める、とメルケルは主張した。

Merkel insisted current unemployment levels were a price Europe had to pay to become more competitive, and pointed out that Germany had been on the same path, with unemployment hitting 5 million before the public accepted structural reforms.
今の失業率は欧州が甘受しなくてはならないものだ。ドイツも似たような道を乗り越えて構造改革してきたのだ。

スペインの若年失業率が60％に達しているなかでのこの発言。
メルケルもまたコーゾー改革主義者だったのね。

Merkel ended her Davos appearance with a plea to global international companies to employ more young people in Europe, to bring them "jobs, peace and hope". She added: "I welcome anyone who will give a helping hand to young people."
グローバル企業は欧州の若者を雇って下さいとメルケルは頼んだ。

あなた任せの締めっすなぁ。
金融も財政も引き締めて域内景気を悪くしているのに、グローバル企業がその域内に何故かやってきてくれて若者を雇ってくれるという、メルケル的平行世界が欧州上空に存在するようです。
儲からないのに慈善事業でグローバル企業が助けに来てくれるのでしょうか。
ま、日本にも「景気回復の前にみんなの給料をあげてやれ」とか「企業の内部留保を没収してみんなに配れ」とか真顔で主張する政党や新聞が存在しますからね。
カフカもびっくりの平行世界は世界各地に遍在しているようです。