小林よしのりは知らないことに口出ししないこと

どうしてこうも知らないことに口出ししたがる人が多いのでしょうかね。
理解しかねます。
経済問題について小林よしのりに発言してほしい人などいませんよ。
実際に書いているのはトッキー時浦ですが。

2013/01/19
アベノミクスで脱デフレは無理です!
by:トッキー
よしりん先生の
断言です!
・・・・・
アベノミクス
脱デフレは無理です!
日銀叩きはド阿呆である。
アベノミクス
脱デフレにはならない。
円安で、
輸入資源、エネルギー、
食料品が高くつく分は
物価が上がるが、
企業はコスト高になるから、
給料は上がらない。

企業コストの大半は人件費ですから円安でコスト増が問題になったりはしません。
また、第一次安倍内閣のころに円は130円にまでなっていましたが、その当時は「過度の円安」などというバカ発言をする人はいませんでしたね。
みんな関心がなかったですし。
関心がわかないくらい問題にならないということです。
そして、円安になると輸出での売上・利益が増加しますし、原材料のコスト増があったとしても余裕で利益が出せるようになります。
円高になる前はずっとそうしてきました。

資産家は
株や土地に
投資して儲かる。
ただそれだけ。

株高になると企業や銀行のバランスシートが改善しますから、企業はカネが借りやすくなり、銀行はカネを貸そうという気持ちが強くなります。
結果として経済活動は盛んになり、一般サラリーマンはリストラを怖れなくて済むようになり、昇給を期待できるようになり、若者は就職できる可能性が高まります。

デフレの原因は
グローバリズムだから、
金融緩和で脱デフレは無理。

まーた新説ですか。
グローバリズムがデフレの原因なら世界同時デフレになっているはずですが、そんな事実はどこにもありません。
現実を見て生きよう!

日本の円安操作で
世界各国が通貨安競争を
し始める恐れがあり、
アメリカその他の国々との
貿易摩擦が起こるだけだ。

外国の経済閣僚も間違うことはあります。
ジャパン・バッシングが盛んだったころの諸外国の日本への見方は経済学的にいうと全く間違ったものでした。
その批判で有名なのがクルーグマン氏じゃないですか。
アメリカの代表的な経済学者が、当時のアメリカの通商政策を非常に厳しく批判していたのですよ。
今も欧州の経済閣僚が間違った発言をしています。
そもそもユーロなんてのは全くダメな仕組みだからこそ危機を招いているのですし、その対策も間違っているから危機が収まらないのです。
最近よく耳にする「通貨安競争」だの「通貨安戦争」だのという考え方も間違った経済思想の一つであって、世界全体が通貨安を目指したらむしろ「世界同時リフレ」になるので世界経済は良くなりますよ。
つい最近も以下のような記事がありました。

ユーロ圏、一段の金融緩和が必要な可能性も−IMF専務理事
  1月17日(ブルームバーグ):国際通貨基金IMF)のラガルド専務理事は17日、ユーロ圏が債務危機からの脱却に向けて前進する中、成長を支えるため欧州中央銀行(ECB )が追加利下げに踏み切ることが必要になる可能性があるとの認識を示した。

ドイツの財務大臣が日本の金融政策に文句を言ったらしいですが、当のユーロ圏については「もっと金融緩和せよ」と言われているくらいなのです。
逆にドイツが消極的態度、言ってみれば日銀的態度だからこそユーロ危機は今日のようにこじれているのです。
ドイツ人が日本の政策にケチをつける事実そのものが、欧米の経済政策も間違うことが有るという現在進行形の実例なのです。