荻原博子が間違ったことを断言

自民党リフレ政策が実行されるかどうか、実行されても効果のあることをやるかどうか微妙な情勢ですが、だからといってデタラメを振りまくのは間違った行いです。
ケーザイ・ジャーナリストの荻原博子がまるで間違った内容をマスコミで流しています。
経済に疎い層にむけて低俗女性雑誌にウソを振りまく戦術です。

「安倍新政権でもインフレにはならない」荻原博子が断言
【略】
自民党衆院選で勝利し、アベノミクスなどといわれ盛り上がっています。円安株高が進み、金融緩和でインフレがくるとの見方がありますが、これで景気が回復するかというと、お金が庶民までは回らないのが現実。小泉・安倍政権の2002〜’07年のときもそうでした。景気はよくなっても収入は減り続けたのです」

文章がおかしい。
「これで景気が回復するかというと、お金が庶民までは回らないのが現実」って何ですか。
前半と後半で内容がねじれてます。
まともな文章を書けるように練習して下さい。
小泉・安倍期に収入が下がったというのは、どの統計を見ているのでしょうか。
その時期には雇用が増えていますし、税収も上がっているのですから庶民にもお金は回っています。
税収が上がるためには所得と消費が増えなければなりませんから、広い層の収入が増えています。

「安倍政権がさまざまな金融政策を打ち出してもデフレは解消されず、庶民の給料は一向に上がらない事態が想定できます。もともと企業がグローバル化の流れに対処するべく、大幅な人件費のカットを行ったために給料が上がらず、買い控えが続いていることがデフレの一因だからです。これを解消する雇用対策を打ち出さない限り、デフレ脱却は難しいでしょう」

またもデフレの「新説」を唱える出任せ芸人の登場ですが、もしグローバル化がデフレの原因なら世界同時デフレになるはずです。
先進国でデフレなのは日本だけです。

「所得が減るなかで現金の価値は増すので、ムダを省いてお金をためる習慣をより強化していくことが大切です。中学生以下のお子さんがいる家庭では、年少扶養控除もすでに廃止になっていますので家計は厳しくなるでしょう。デフレ下では現金を抱えているだけで価値が上がることを考え、お金を抱えたまま増やす方法を考えていくことを心がけましょう」

これではますますデフレは悪化します。
デフレの害として指摘されていることをそっくりそのまま「アドバイス」として撒き散らすあたり、これは意識的にやっていることです。
とても悪質な言論芸人ですね、荻原博子は。