経済誌を読むとヴァカになる・プレジデント編

経済誌を読むとバカになります。
どれくらいのバカになるかというと、阿呆な餓鬼どもに囲まれて「バーカバーカ」と囃し立てられても黙って耐えるしかない、というほどの正真正銘のバカになってしまいます。
経済誌を読む習慣のある人は今すぐやめて、経済学者が書いた一般書を読みましょう。
経済誌を作っているのは、普通に就職活動をして出版社に入り、経済誌部門に配属になったから仕方なく経済誌を作っているという、大学時代には碌に勉強をしなかった兄ちゃん姉ちゃんたちなのですから、読み手のためになるコンテンツの製作などできるはずがないではありませんか。
経済誌をありがたがって読む人は、その辺を歩いている軽薄大学生を拝んでいるようなものです。
いや、これは単なる喩えではなくて、本当に、実質そうなのですから、経済誌を金を出して読むのがいかに馬鹿馬鹿しい行為かを少し立ち止まって考えてみて欲しいと思います。
何事によらず人生では立ち止まることが重要ですし。

価格と物価の違いを把握していない「プレジデント」

以下のような記事を載せる連中は「プレジデント」という単語の意味がわかっているのかどうかすら怪しいのですが、酷いもんです。

インフレ目標あざ笑う小売り・外食“価格崩壊”
プレジデント 12月26日(水)8時0分配信
 大手スーパーが右に倣えと食料品や日用品の値下げに動くなど、個人消費をめぐる現場は値下げのオンパレードだ。12月16日の衆院選で大勝した自民党が「政権公約」に掲げたインフレターゲット(物価目標)を「実需が伴わない空論」(経済団体幹部)とあざ笑うように、小売り・外食各社は「価格破壊」を飛び越え、「価格崩壊」に一直線に突き進んでいる。

毎日新聞にも神保哲生にもあてはまることですが、「書く前に下調べしろ」と声を大にして言いたい。
今日び下調べくらい、糞ブログを書く一般人でもやるぞ。
上記記事のような恥ずかしい文章を書かないために申し上げておきますが、物価とは生計費のことです。
一つ一つの価格のことではありません。
インフレ目標とは物価を上げる政策なのですから、いろいろな商品の価格のうち、価格が上がるもの、そのままのもの、下がるもの、いろいろあって、全体でみれば上がる状態を目指すものなのです。
そういうことを日本では新聞もテレビも識者もほとんど把握していません。
日本社会は知的風土が大変低劣です。
偉いと思っているのは自分だけ、という恥ずかしい丸暗記受験秀才が社会の上層を占めている、そのことが日本停滞の大きな要因となっているようです。