低い投票率には良い意味がある。

日本人の平均的知性の低さが露呈した前回のバカ丸出し総選挙で、比較的高い投票率の下で最低最悪無能無知蒙昧の民主党政権が登場した事実と、今回の総選挙で投票率が低めで民主党が壊滅状態に陥った事実を突き合わせると、投票率が低いということは、「何も考えずにムードで投票する浮かれたお馬鹿さんが面倒臭がって投票に来なかった」ということを意味するわけですから、選挙の質としてはむしろ良かったのではないかと思います。
民主党はバカに支持されている」ということも明らかになりましたし。
もちろん私だって「みんな投票に行こうよ!」といった内容のエントリを上げることが多々あるのですが、それは言外に「ちゃんと素養を積んで考えて真面目に判断しよう」という前提があるのです。
世の中には色んな人がいますから、私にとっては当然であるそのような前提を全く欠いた考え方の人も存在してしまいます。
日本は自由な社会ですから、「学ばない自由」も「軽率に行動する自由」もあるわけですが、前回の総選挙ではその自由が遺憾なく発揮された結果、その後の暗黒の三年間、日本を滅ぼしかねなかった三年間が到来してしまったのです。
そこに思いを致せば、選挙では自然なスクリーニングが必要だなぁ、とも思います。
その為に私が思うのは、投票にまつわる手続きをもう少し面倒なものにするのが良いのではないかということです。
ほんのちょっと複雑になっただけで、もう全面的に聞かない、読まない、やらない、という人がとてもとても大勢いらっしゃいますから、そのような怠惰でおバカな人たちが選挙に参加する気持ちをなくさせるような仕組みを導入するべきだと思います。
或いは選挙のある日曜日には、日本全国で大々的なお祭りやコンサート・イベントやAKB総選挙などを開催しておバカっちょを誘導するのも有効でしょう。
アメリカでは住民登録制度がないせいで、有権者登録制度があるということですが、これは自然な形で、社会に関心のない、程度の低い軽薄な連中を排除する効果があると思います。
一票の格差小選挙区の是正も必要だとは思いますが、有象無象が適当に投票できる有権者システムも変えて欲しいと思いますね。
無理だと思うけど。