憲法改正うんぬん

山本太郎の演説会の様子を見ていたら、「憲法9条は変えさせませんよ!」と発言していた場面に非常に違和感を覚えました。
この言い方は護憲派の人たちがよくなさるのですが、憲法改正権力を持っているのは国会議員ではありませんよ。
憲法を変える権力を保持しているのは国民です。
国民投票過半数を獲得しない限り憲法を変えることはできません。
国会にできるのは発議だけです。
つまり、憲法がおかしなものに変わるとすれば、それは国民の多数派の責任に過ぎません。
山本太郎やその他護憲派のおかしな発言は制度についての無知に起因するように感じられます。
日本社会に広まっている知識軽視の風潮の害でしょうか。
日本国民は3年前に民主党政権を登場させるという馬鹿げた判断をくだした集団ですから、憲法改正においても碌でもない結果を出してくる可能性は充分にあります。
ただそれはもうどうしようもないことなのであって、馬鹿な判断を下す人に「馬鹿であることをやめなさい」と言っても治らないのです。
だとすれば護憲派の皆さんのやるべきことは改憲派の議員を右翼扱いすることではなく、国民一般に護憲思想を極力広めることでしょう。
これは改憲派にも同じ事が言えるのであって、良い憲法改正を行おうとしても国民一般にそれを理解する素養がなければ否決されてしまうのですから、或る改憲案のどこが優れているのかをわからせる努力が必要だと思います。
そういった活動を通じてリフレ派の苦労に共感できるようになってください^^;