【アベノミクス】内閣参与に浜田教授【リフレ】

総選挙で圧勝した安倍総裁が15年続くデフレを打ち破るために早くも動き始めています。
安倍総裁の「意図」をワケも分からず危ぶむ人が多いですが、政治について発言する際には何でもいいので詳しく知っている分野をつくることが大切だと思います。
どのジャンルにも聞きかじりの知識しかない状態では政治や政策、人事を評価することはできません。
「嫌いなこと、面倒なことは調べない。自分の先入観を覆されるような新しい知識は知りたくない」という態度では成熟した有権者とは言えませんね。
安倍総裁が総選挙に勝利したからといって、それが喜ばしいわけではなく、掲げられた政策が実施されるように一層支持することが求められていると思います。
浜田教授の内閣参与への登用はその一歩ですが、アベノミクス実現までにはまだまだ多くの困難・妨害が予想されます。
リフレーションに理解のある市民・政治家・政党をこれからも引き続き増やしていくことで、次の日銀総裁人事という大きな山を乗り越えられるようにしていきたいですね。

内閣参与に浜田教授 安倍総裁方針
2012.12.17 07:24
 自民党安倍晋三総裁は16日、政権復帰を果たした新政権で、国際金融論の専門家、米エール大の浜田宏一教授(76)を内閣官房参与(経済担当)に起用する方針を固めた。デフレ脱却に必要な経済政策や国際金融について助言を求める。
 安倍氏は、デフレ脱却のため日本銀行と政策協定を結び、インフレ目標を定めたうえでの大胆な金融緩和を進める方針を打ち出している。この主張に対して、日銀の白川方明総裁や野田佳彦首相が反発、是非をめぐって論争になった。
 その際、浜田氏は「(日銀の対応は)結局うまくいかなかった。安倍発言は全面的に正しい」との激励のファクスを安倍氏に送った経緯もある。10日には自民党本部で安倍氏と会談、経済政策について助言した。

【プロフィル】浜田宏一

 はまだ・こういち 昭和11年生まれ、東大卒。東大経済学部教授などを経て、61年からエール大教授。平成13年から15年まで内閣府シンクタンク「経済社会総合研究所」の所長を務めた。