池田信夫の暴言も言論の自由?

池田信夫は日常的に他者を論評しているので、「この人は論評する資格のある人なのかな」と感じてしまいますが、それはあくまでも感じるだけの話であって、池田信夫にその資格があるという証拠は何もありません。
そのように見せかけるのが上手いだけです。
池田信夫は経済学者を自称していますが、何を研究した人なのか全くわかりません。
既存の経済理論を実証なしに語る、という行動しかしないので、池田の言い分は常に借り物、権威を借りてひとくさり雑談するという以外の行動をとっていません。
また、他者に対して単なる悪口以上の何物でもない発言を趣味としているようですが、政治家や知識人などをいいようにこき下ろすことに対してカタルシスを覚える小人が世の中には大勢いて、そのような人々に池田は支持を受けているわけですね。
池田信夫は自分に寄せられた批判にまともに応えることは決してせず、単に「相手が間違っている。わかっていない。」というだけなので議論になっていません。

また、池田の基本戦術は「他者の発言として捏造を広める」というものがあります。
「彼はこう言った。だから間違いだ。」という論法しか池田は使いませんが、そのような話の進め方ならいくらでも自分に有利な展開が可能なのですから、それこそ何でも言えますし、「無敵」にもなれるでしょう。
しかしそれはウソをついているという以上のものではないので、もしこの世に「捏造をされたら簡単に訴訟で撤回・賠償をさせることができる」という仕組みがあるなら、池田は大量の敗訴・賠償をこうむることになるでしょう。
バーナンキ氏は確かに財政政策を行う必要性を訴えていますが、金融政策より優先した事実はありません。
もし金融政策より財政政策が重要であるなら、FRB議長など辞めるでしょう。
これら2つの政策にはそれぞれの役割があるというだけのことですが、ゼロサム思考しかできないのが多くの日本人の欠点ですから、池田のような捏造発言がまかり通ってしまいます。
そして、ヘリコプターマネーについても根拠無く「危険」と断じていますが、ヘリマネというのは喩え話であって、現実世界では行われるはずがありません。
常識的に考えればわかると思うのですが…
しかし、定額給付金子ども手当・給付付き税額控除といった「現実的なヘリマネ」が実施されることはありますし、これらの政策は別に危険なものではありません。
定額給付金子ども手当は日本でも実施されましたが、何か危険なことがありましたか?
給付付き税額控除とはこれですが、
給付付き税額控除 - Wikipedia
幾つかの国々で行われていますが、特段「危険」なことなど発生していません。
池田信夫の言説にふれる時の心構えは、「基本的にこの人物は嘘をつく」と思うことであり、彼がいかにも自信満々に語る内容にはほとんど根拠が無いと考えて良いです。
単に口がうまいだけの人間です。