GDPデフレーターでインフレ目標を

興味深い記事。
The scary difference between the GDP deflator and CPI – the case of Japan | The Market Monetarist
消費者物価指数インフレ目標を行うよりも、GDPデフレーターで行うべきだ、という内容です。
1995年から消費者物価指数では2%しか下がっていませんが、GDPデフレーターでは20%も下がっていると。
このような差が生まれる理由は、消費者物価指数には消費税や輸入品が含まれてしまうので高くなってしまうということです。
消費税や、原油のように価格が上がった輸入品を含んだ消費者物価指数インフレ目標を実施すると、本来なら緩和するべきところで引き締めを行なってしまうような間違いが発生する危険性があるということです。
それにしても、GDPデフレーターの下がり方には驚きますね。
日本が20年もの間ぜんぜん成長できなかったのも当然と思えます。