デフレになりにくいサンギョーコーゾー?

それは何?

「日銀の建設国債引き受け」安倍氏発言に賛否
2012/11/17 19:22
 自民党安倍晋三総裁は17日、日銀による国債の引き受けに言及するなど、金融緩和の強化によるデフレ脱却を訴えた。
【中略】
 ただ中央銀行による国債引き受けは政府が安易に借金できる道を開く。

それはそうかもしれませんが、政府が安易な借金をしているという批判は日本民主党にこそ当てはまるような気がするのですが。
予算をあんなに膨張させた上に借金していますよね。その辺とのバランスは考えないのでしょうか。
また、安倍氏は財政法の改定にまで踏み込んでいる?
そのような記事を私は見ていませんが、これまでの日銀引受の慣行の枠内でも安倍氏の構想は実現できるような気がしますが間違っているのですかね。

慶応大学の池尾和人教授は「インフレ期待だけは上がるが、トータルでみて国益になるかは疑問だ。日本経済がデフレになりやすい構造から抜け出すには辛抱強く産業構造を変えていかなければならない」と指摘する。

諭吉先生が泣いている。
「デフレになりやすい構造」とは何なのでしょう。
デフレに陥っているのは世界で日本だけなのですが、194カ国のうち日本だけがデフレになりやすい構造を持っているという主張ですね。そんな特殊な社会に私たちは住んでいたのかぁ。
産業構造の転換でデフレになりにくい経済にするというのはどういうことでしょうか。
反リフレ派は必ずといっていい程具体例やデータを挙げませんからほぼ常に抽象論です。
抽象論は実証する必要がないですから、理屈をこね回しているだけで話ができてお手軽で良いですね。
例を挙げずに話す人の意図は推測するしかないのですが、デフレになりにくい産業構造とは、「供給力を減らす」ということでしょうか。
しかしそれだと貧しくなってしまいますから、解決策になるとも思えません。この辺は詳しく説明して欲しい部分です。