こんどのQE(量的緩和)はちょっと違う

…というかだいぶ違うようです。
海の向こうでは結構な騒ぎ、良い意味での騒ぎになっているようです。

QE3、過去の量的緩和より効果ある=ウッドフォード教授
2012年 09月 14日 13:19
[ニューヨーク 13日 ロイター] 米コロンビア大学マイケル・ウッドフォード教授は13日、ロイターとのインタビューに応じ、連邦準備理事会(FRB)が同日発表した量的緩和第3弾(QE3)について、過去の量的緩和より効果が期待できるとの認識を示した。
バーナンキ議長はこの日の会見でQE3について説明した際、ウッドフォード教授を友人と呼び、教授の研究を紹介していた。教授はデフレ対策の研究で有名。
同教授はインタビューでQE3を歓迎すると表明。FRBがQE3に具体的な期日を設けなかったことに関連し、今後良いニュースがあっても悪いニュースがあっても金融市場の安定に寄与するだろうとの見方を示した。
教授は「次に何が起きるかという不確実性が景気回復の最大の障害の1つになる。そのため、今回の対策は(人々の)認識にどのような影響を与えるかが非常に重要だ」と指摘した。
教授は、今回のQE3は過去2回の量的緩和と違い、FRBが経済に悲観的な見方を強めているとの印象を与えないだろうと予想。FRBが今後の行動に向けた決意とともに、適切な時期にQE3を解除する決意を個人・企業・投資家に示したと述べた。
教授は「(QE3は)悪いニュースの不安定化効果を低下させ、非常に良いニュースの不安定化効果も低下させる」と指摘。過去2回の量的緩和や異例の低金利を継続するとのFOMC声明については「人々が様子見に回り、将来の支出を控える」恐れがあったとの見方を示した。

今回の声明では「失業率が下がるまで量的緩和を続ける」とのことで、カレンダー上の日付で期限をきるわけではないので、経済への良い効果がでるまでFED量的緩和政策を続けることを人々は予想して動くことになります。
また、名目GDP目標にも好意的な言及があったことも話題になっています。
David Beckworth on Twitter: "@TheStalwart He mentioned it in a previous press conference last year. But given the open-ended QE context, it means much more now."