人口因デフレ論は間違いです。

データをあたらずに本を書いた人が何か言っています。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M9G1E36TTDTB01.html
藻谷浩介 - Wikipedia
人口因デフレ論を否定するのに理論は要りません。単に現実を見れば良いだけ。
生産年齢人口が日本よりも高い割合で減っている国はグルジアモルドバブルガリアですが、いずれもインフレ気味です。
また、日本よりは低い割合であっても生産年齢人口が減っている国はハンガリーリトアニアルーマニアクロアチアラトビア、ドイツ、ウクライナですが、やはりいずれもインフレ気味です。
というか、生産年齢人口が減っている国々の中でデフレなのは日本だけなので、人口とは関係ないということがすぐに理解できます。

円高の正体 (光文社新書)

円高の正体 (光文社新書)

藻谷が「リフレ派は宗教」というなら討論をしなければなりません。藻谷の方が理論的に、実証的に正しいのであれば必ず議論に勝てるはずですし、もしリフレ派の学者の言っていることが変なのであれば視聴者・読者にはそれが分かるはずです。
理論であれデータであれ、根拠を示しながら話せる論者は日本に何人もいるのですから、相手を探すのに苦労することはないでしょう。
また、リフレは日本だけで唱道されているのではなくクルーグマン氏もバーナンキ氏も同じ様な主張をしているのですから、その辺も視野に入れたらいかがでしょう。うまくケンカをふっかければ、一層の「名声」が手に入ります。スティグリッツ氏は金融政策での経済問題の解決には否定的ですが、それでも「日本は円高を是正せよ」と言っており、これはつまり「円高是正に必要な金融緩和をせよ」という意味です。
http://www.nhk.or.jp/bizplus/history/2012/08/detail20120814.html
藻谷は自分の主張を言いっぱなしにするのではなく、討論を通じての検証を経験しましょう。ブルームバーグもどういうつもりでインタビューを申し込んでいるのか知りませんが、経済に関する素養が無いなら記事を書くのをやめなければいけません。言論の自由はデタラメの自由なんでしょうかね。まぁそういうのも含んで「自由だ」という意見を無くすことはできませんけれども。