アイセックの説明がない理由は?
ルーマニアで日本人女子大生が殺害されましたね。インターンシップを仲介したアイセック・ジャパンという団体は一切の説明を拒否しています。
また、不審なことにマスコミがこのNPO法人に対する報道を控えています。被害者に対する報道を控えるのであれば理解できますが、被害者が残したツイートを見る限り、本人が危険を察知して嫌がっているのを宥めすかして送り出しているようです。
これでは「自己責任」ではありませんね。
また、現地で出迎えるはずだったスタッフがいなかったのが犯罪に巻き込まれた直接のきっかけになっています。
約束した業務を果たさずに事故を起こした以上、説明し責任をとるのが常識的な対応でしょう。
このような無責任な態度をとる浮かれたNPOは、普通ならマスコミの餌食、メディアスクラムの的になるはずなのに、どういう訳か凪いだ水面のように日本の似非ジャーナリズムが口をつぐんでいます。
こういった具合にマスコミが「見ざる聞かざる言わざる」をしている時には何事かがあると考えるべきなのです。そこには、他の事例で同じ様な黙り方をした時との共通項が何かしら透けて見えてくるかもしれないからです。
アイセック・ジャパンの幹部
副会長
各務 茂夫 東京大学教授 産学連携本部事業化推進部長常務理事
野元建吾 東京大学 法学部4年理事
伊藤 友章 北海学園大学 経営学部教授.
大滝 精一 東北大学大学院 経済学研究科教授
牛丸 元 明治大学 経営学部教授
國領二郎 慶應義塾大学 総合政策学部教授
岸田 民樹 名古屋大学大学院 経済学部教授
吉田 和男 京都大学大学院 経済学研究科教授
米田 邦彦 広島修道大学 商学部教授
小川 雄平 西南学院 大学商学部教授
以上の方々のようです。間違いなどございましたらご連絡ください。修正・削除いたします。
社会的地位と事業運営には責任が伴うのですから、幹部の皆様には相応のご対応をお願いいたしたく存じます。
アイセックの免責条項
◆第20条(免責及び非保証)
1 アイセックが、本プログラムの実施に関し、参加者に対して負う損害賠償責任の上限は、4 万円とします。ただし、アイセックの故意または重大な過失による損害については、この限りではありません。
2 前項に関わらず、アイセックは、次の各号の損害については、責任を負いません。
- 参加者、研修先機関または AIESEC 現地支部の事情による研修期間、研修内容、滞在先の宿泊施設等の変更による損害
- 参加者、研修先機関またはAIESEC 現地支部の事情による研修の中止による損害
- その他、参加者、研修先機関またはAIESEC 現地支部の事情による事項による損害
- 天災、戦争、研修国の治安の悪化、労働争議、その他の不可抗力による損害
- 参加者が被った特別損害、または、逸失利益
3 アイセックは、研修内容が参加者にとって適切であること、または、研修及び研修国における参加者の日常生活等に全く支障がないことについて、保証するものではありません。
今件では「重大な過失」があります。アイセックはルーマニアの治安、特に夜のそれが、ルーマニア語のわからない女性一人には非常に危険であることを知っていたはずです。
にもかかわらず、危険な時間帯にたった一人で行動しなくてはならないプランをたて、出迎えも怠ったのですから。
被害者のツイートは事件直前に9回なされていますが、そのうち5回で不安を訴えています。そして2回泣いているようです。
これからインターンシップに出かける学生の様子として尋常ではありません。
この事件に関して「危機意識の足りない学生が犠牲になった」という冷ややかな意見を述べる人もいますが、違います。本人は危険だと理解しているのです。「生きていけるか心配」「辿りつけたら奇跡」とまで述べています。
「何かがあったわけではない」とも書いていますが、本当でしょうか。実際には現地に到着した途端に待ちかまえていたように犯人が現れ、即座に殺されているのです。
しかもすぐに逮捕されました。
すぐに逮捕されるような素人の犯罪者が、不安に満ちた慣れない日本人を狙いすましたように襲い、どうも初犯かもしれないのにいきなり惨殺しているのです。連続殺人者が逮捕されたなら、一連の犯罪の一環に巻き込まれたという理解もできますが、ほどなく捕まるような「間抜け」だったのですから、違和感を禁じえません。
被害者の担当だったアイセックのスタッフはTwitterのアカウントを消して雲隠れしているという噂もありますが、本当でしょうか。これについても間違いがあるならエントリを修正・削除しますから、どうぞご連絡ください。
アイセックに非が無いなら…
逃げ隠れしないはずです。しかし…
アイセック関係者がツイッター非公開に
インターネット上では、アイセックの説明が不十分かつ公式サイトがつながりにくい状態が続いていることなどから、批判の声が噴出している。
多くは女性のインターン生が深夜の海外で1人になるというスケジュールを問題視しているものだ。アイセックの説明がないので女子学生の旅程がどのように組まれたかは不明だが、元アイセックメンバーを名乗る人は、交通手段や宿泊先などの手配は本人とアイセック現地支部が行うもので、日本のアイセックは助言する程度だ、と書き込んでおり、今回もこのやり方だった可能性がある。
また、あるアイセック関係者がアイセックを非難するツイートに対して謝罪と訂正を求めたことで、「人の死より自分の身を守ることが大事なのか」という批判も上がっている。さらに関係者の一部がツイッターアカウントを非公開設定にしたり、プロフィールからアイセックの記述を削除したりしている。これが事件と関係しているかは不明だが、批判が過熱する結果となっている。
全文表示 | 危険すぎた「女子大生ルーマニア一人旅」 アイセックに「説明不十分」と批判噴出 : J-CASTニュース
「迎えが来るはずなのに誰もいなかった」ケースも
一般社団法人 海外留学協議会(JAOS)に話を聞いたところ、海外留学やインターンシップをする場合、初めて行く土地では有料の出迎えサービスを手配することが一般的だという。これは本人に任されるわけではなく、通常は団体側が手配を行う。
渡航スケジュールや現地到着後のサポートなどは現地の治安などの情報を受け入れ側の団体から送り出す側の団体に提供し、状況に応じて決めていくのが当然だと話していた。
全文表示 | 女性1人で深夜に移動は危ない ルーマニア殺害女子大生はツイッターで不安訴えていた : J-CASTニュース