毎日新聞が捏造記事を掲載

と言っても、根拠を取らずに記事を書くのはいつものことだけどw

折れた桜「見ごろ」と紹介 毎日県版、現地取材せず
 毎日新聞が10日付茨城県版の県天然記念物を紹介する記事で、現地取材をしないまま、昨年9月の台風で折れて切り株状になっている桜の木を取り上げていたことが12日、分かった。記事は「4月上旬から中旬にかけて見ごろ」「(現地は)花見客でにぎわっていた」などとしていた。12日付県版におわび記事を掲載した。
 記事で紹介したのは、茨城県土浦市の翠巌山向上庵にあるシダレザクラ。外部筆者が執筆し、昨年春に現地で撮影した写真を併用した。筆者は「締め切り日の関係で、現地を確認せず執筆した」と説明しているという。読者の指摘で発覚した。
2012/04/12 11:38 【共同通信

海外に向けて書いていた、日本人を変態扱いする記事といい、毎日新聞のやることは決して「うっかり」じゃないのが問題。意図的にウソを掲載する点が悪質なんだよね。
取材せずに書いた記事を「真実です。」といいつつ、月に4000円の購読料をとるのはどうなんですかね。何の法律にも引っかからないのであれば釈然としないところ。
毎日新聞は金融政策や消費税問題でも根拠ないことをたれ流しているわけで、これは体質と言える問題点なんだろうけれども、そういう集団が社会的に有力な地位にいるのが許されてしまうのが恐ろしい。

産経のリフレ批判は中途半端

産経新聞もまた取材しない体質があるらしい。

お金まいても遠いデフレ脱却 日銀vs政治&市場、緩和論争激化 
2012.4.12 22:04 (1/2ページ)
 物価の下落が続き、経済規模が縮小するデフレからの脱却に向け、日銀にさらなる金融緩和を求める声が強まっている。日銀は大量にお金を供給しているが、脱却の兆しは見えず、市場や政府からは「供給が不十分」との批判の声が上がる。これに対し、日銀は「金融政策だけで物価を押し上げるのは難しい」と反論し、経済の成長力を高める政策の必要性を主張している。

ダウトー。
マネタリーベースは減ってしまっているので。

デフレ脱却に本気でない日銀…日銀法改正が必要だ
2012.04.08
 日銀が3日に発表した3月のマネタリーベース(日銀券と貨幣流通高、日銀当座預金の合計)が、前年同月比0・2%減の112兆4618億円となり、3年7カ月ぶりの減少に転じた。
 昨年3月には東日本大震災後の資金需要の高まりに対応するとして大量の資金供給を実施、当座預金残高は大きく積み上がっていた。
 しかし、その後は資金供給を減らして、3月の当座預金残高は3・6%減の27兆5106億円にとどまっている。3月の日銀短観も事前の予想より厳しいものとなり、これを受けてか、再び円高が進んでいる。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120408/plt1204080725000-n1.htm

ただ産経の場合は毎日新聞ほどの蒙昧さ・悪質さを感じさせない。おそらく自分たちが間違ったことに加担している自覚があるからだろう。

日銀擁護三連星・読売の場合

もちろん偶然なんだろうけれども、日銀擁護記事が全国紙で次々と。シンクロニシティってあるんですね。

民主、日銀に公然と圧力…追加金融緩和求め
 民主党が、日本銀行に対し、追加金融緩和に踏み切るよう圧力を強めている。
 中略
 11日の合同会議の会合では、前日に追加緩和を見送った日銀への不満が続出した。「為替介入より日銀の政策の方が(円高対策に)効くのではないか」との声も出た。
 座長を務める直嶋正行・元経済産業相は「残念ながら催促されても借金を払わなかった」と、日銀の対応を批判した。背景には消費税率引き上げ関連法案の審議入りを控えていることもある。増税反対論を抑えるためにも、景気回復を確実にして、法案審議に向けた環境を整備する狙いがあるとみられる。
(2012年4月12日12時10分 読売新聞)

日銀に緩和を求めることを批判する意味あいの記事だが、色つき部分は興味深い。
読売が言うその部分は「金融緩和を求めるのは景気回復のため」と読める。それは次のいずれかを意味する。

  1. 民主党が「金融緩和は景気回復に有効」と考えている。
  2. 読売が「金融緩和は景気回復に有効」と考えている。
  3. その両方。

つまり、もともとはリフレ政策を否定する意図で書かれた記事であるにも関わらず、金融緩和が景気回復のために有効であることを与党か読売新聞かが認めたことを示している記事になってしまっている。
増税反対論者を味方につけようとしたのが災いして自分のクビを締めている状態に陥ったわけだが、ふとした気の緩みから実は知っている本当のことを漏らしてしまったようにも見える。