無税国家・日本

ちょっと前まで中央銀行も、現在は現職閣僚が「お札を増刷してもインフレにはならない。」と発言している我が祖国・日本。
いくらお札を印刷してもインフレにならない魔法国家であるなら、必要なだけをお金を印刷することが出来る筈なので、消費増税どころか税金を廃止することができる。
しかし奇妙なことに、必要なお金をいくらでも印刷出来る筈の日本で消費税を上げなくては社会保障がもたないという。発言内容が言っているそばから矛盾していく、しかも社会運営に責任あるエリート様たちがそんな発言をしている状況は不条理世界としか言いようがない。
世界に冠たる先進国だった筈の日本を動かしているのが水野忠邦未満の人々であることを考えるにつけ、まだ国家が破綻しないでいるのが奇跡のようである。
しかし、水野忠邦の時代から江戸幕府の終焉までは25年程度しかなかったわけであるから、先行きが非常に不安なことである。