スペイン、2011年財政赤字目標達成困難

スペイン、2011年財政赤字目標達成困難 増税など追加策発表
ロイター 12月31日(土)3時50分配信
2011年の同比率の目標は6%。目標達成が困難な情勢となったことを受け、政府は不動産税引き上げや公務員の賃金凍結などの方針を打ち出した。また主に高額所得者を対象とした暫定的な増税策も導入し、約60億ユーロの税収増を図る。


エサデ大学(バルセロナ)のエコノミスト、ロバート・トーナベル氏は、種々の増税で目標を達成するのは困難と指摘。「これでリセッション(景気後退)はますます悪化するだろう」と述べた。

ユーロ圏関係ではこれからしばらくは、もしかすると何年間かはこんなニュースばかり見ることになるかもしれない。財政規律にこだわって支出削減・増税を繰り返してその度に景気後退し、さらに税収が減っていくという。緊縮政策が欧州を不況に陥れて自分たちのクビを締めているという指摘は度々なされているが、今は世界的に指導者がおかしくなっているらしくて大変な状況。
http://econdays.net/?p=5590
外国の新聞はまだマシな記事を載せることがあるので欧州の緊縮一辺倒の政策は批判されることが割りとあるのだが、日本の新聞は「欧州型の複数税率」を求める毎日新聞などに代表される通り、自分たちだけ「複数税率」中の低いものを適用してもらう算段らしく、官僚が発生させる高コストを無視しての増税に諸手を挙げて賛成している状態。程度の差が知れる。新聞は公器だなどとどの口で言うのか。毎日新聞は「公金で養ってくれ」というOBがいるような新聞だからな。公金で養われながらどうやって「権力の監視」とやらを実行するのか教えてくれよ後学のために。