秋篠宮さま:天皇の公務「定年制必要」

現代の天皇陛下は政治に関わることが無いので太上天皇の制度を復活させても特に支障はないように思う。
今の問題は後継になられる方々が少ないという事だが、女系天皇を認めるべきかどうかについてはよくわからない。基本的には慎重派。

秋篠宮さま:天皇の公務「定年制必要」
 秋篠宮さまは30日、46歳の誕生日を迎えた。これに先立ち、宮邸で紀子さまと共に記者会見し、来月で78歳になる天皇陛下の公務について「定年制というのは、やはり必要になってくると思います」と述べ、公務を一定の年齢で減らすことの議論が必要との考えを示した。皇族が「天皇の公務の定年制」に言及したのは極めて異例。


 負担軽減のため、公務を減らし、国会召集など憲法が定める「国事行為」に専念する案に関し、どう考えるか、という質問に対して答えた。


 秋篠宮さまは、必要性の背景について「ある一定の年齢を過ぎれば、だんだんいろんなことをすることが難しくなっていきます」と述べた上で、「人によって老いていくスピードは変わる。年齢で区切るのかも含めて議論しないといけない」と、制度を設けるには慎重さが必要との考えも示した。


 江戸時代以前の天皇には、譲位して上皇になる道があったが、現在の皇室制度を定めた皇室典範は「終身天皇」の考えに基づき、「天皇の公務」に関する細かな規定も無い。


 会見は陛下が入院中の22日に行われた。典範の規定では、女性皇族が結婚すると皇籍を離れるため「皇室の先細り」が懸念される。秋篠宮さまは「皇室を維持するには一定の数は当然必要」と語り、制度論は国会の論議に委ねるとの基本姿勢を示した上で、皇室の将来について「私もしくは皇太子殿下の意見を聞いてもらうことがあっても良い」と、09年の誕生日会見と同様の考えを語った。【真鍋光之】