TPPはセシウム牛の夢を見るか?

「TPPを結ぶのはGDPの0.5%くらいしか占めない東北の第一次産業の切り捨て。すげえな日本人。」と賞賛なのかディスってんのかわかんない憂国の叫びに多くのネット住民の皆さんがほだされてしまっているようですが、一方では盛大に放射能をまき散らして東北の一次産業に大規模かつ長期の大ダメージを与えた原発には大賛成の中野剛志先生が仰るには「脱原発運動をやっている連中は反体制左翼。」だそうで、知らない内に私も脱原発反日武装戦線くらいの位置に先生のような知識人からカテゴライズされてしまいましてややトラウマ気味な日々なのですけれども、「何だよこの根性の捩じ曲がったレッテル張り野郎は」などとは全然思わずに反省しております。まさか国土国民の安全をないがしろにする勢力に怒ることが反体制活動だとは思いませんでした。気づかせてくれた先生には感謝の気持ちで一杯です。きっと専門的に長く反原発活動をしている人々はそれはそれはいかがわしい連中なのでしょう。

韓国死亡

先生からは「TPPに日本が加盟して10カ国体制になると合計GDPの大半はアメリカと日本のもの。ここからわかるとおりTPPはアメリカが日本を狙い撃ちするつもりなのだ。」との警告が発せられているわけですが、なんでも「TPPを結ぶと日本はアメリカに経済侵食されて滅亡する。」(なんたって亡国ですよ。)だそうで、東日本大震災以来の危機ですね。
引き合いに出されたのが韓国でして、米韓FTAアメリカにゴリ押しされた不平等条約で、「大変」なことになっているのだそうです。そらそうでしょう、何しろ日米がTPPを結ぶと日本は滅亡するのですから、日本の5分の1のGDPしか持たない韓国がFTAなんぞ結んだら瞬殺であります。嫌韓インターネッターは赤飯でも炊いたらいいでしょう。
しかし本日明らかになったのは何と韓国はEUとも米韓FTAと同等のFTAを結んでいたという驚愕の事実であり、EUGDPアメリカとほぼ同じなのですからパーマン的に単純計算するとTPPを結んだ日本の10倍のスピードで滅亡することになります。DVDの早送りみたいでちょっと面白いですね。西の横綱EUと東の横綱アメリカ様に二穴攻めされたら韓国には決して逃れられない死が訪れることはもう決定なんですけれども、どういうわけかEUとのFTAについては反対運動が起こっていないとのことで、どうしたんでしょうか、韓国人はボケたんでしょうか?世の中には不思議なことがいっぱいあります。