内政を国際公約にするなんて珍しい国だね。

首相、消費税10%を国際公約 
 11月3、4日にフランスのカンヌで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合で、野田首相が各国首脳に対し、2010年代半ばまでに消費税率を段階的に10%まで引き上げる方針を表明することが27日、分かった。会合で採択する文書にも明記、事実上の国際公約とする。


 欧州の財政危機が世界経済を揺るがしており、日本としても財政規律を維持する姿勢を明確にする。円高への懸念も表明する方針。

消費税は日本国民が負担するのに外国に約束してくるとか意味不明なのですけれども、「外国人に約束しちゃった手前やらざるを得ないよね。」という、体裁を気にする庶民感覚が日本国民の間にあるのも事実なので、その辺の非論理的国民性を上手くついたえげつない手法であります。おお、官僚の悪賢さがプンプン臭ってくるぜぃ。
また、欧州の財政危機を引き合いにだして「だから日本でも財政再建。」というロジックが見られますが、欧州では「緊縮財政しすぎると逆に死亡するぞ」という危惧が出ているのですがね。