不信任案の背景は原発推進か?

このところ原発問題ばかり気になるせいか何でもかんでも結びつけて考える傾向があるので自戒が必要かと思い始めていましたが、「自然エネルギー推進」や「原発新規立地は困難」という意思表明があった途端に不信任案提出だの政府からは「原発は一定規模で維持」だのという方向性が打ち出されるだのを見ているとどうも原発利権集団との綱引きを妄想してしまいます。

野党、菅首相退陣へ圧力―不信任案を近く提出へ
2011年 5月 31日 8:07 JST
 【東京】日本の世論調査では、3月11日の東日本大震災と大津波のあと菅直人首相退陣を支持しない意見が優勢だが、野党勢力は首相退陣に向けて圧力を加え続けている。

もう一つ問題に感じるのは不信任案がもし可決されたら内閣総辞職衆議院解散をしなくてはなりませんが、震災でインフラが破壊されている地域、避難生活をしている人々は事実上選挙できないという点でして、そういう時期を狙って不信任案を提出してくるという手法は戦術的には有効ですがえげつないという印象があります。