汚染水をどうすんねん。冷却も無理…

核燃料が格納容器をやぶって下に落ちる「メルトスルー」が起きていると推測されていました。悪い推測は大体当たりますから起こっているわけですが、この状況では汚染水は環境にダダ漏れ、核燃料の循環冷却も無理、という事態になっております。
核燃料が地下水に触れると地上のみならず地中でも汚染が広がります。これはもう把握できない汚染が広がるわけですね。
小出先生の案としては、コンクリートの壁を縦に構築して核燃料と地下水の接触を局限する。
園芸の「根域制限」みたいなもんですね。
あるいは「輪中」みたいに原子炉建屋の周りの土地で地下に向けて囲い込むようなコンクリートの壁を建造するということですね。
コンクリートの輪の中に核汚染物質を閉じ込めるということになるのでしょうか。
そうなると地下水+注水でなんとなく冷却していくということになるんでしょうかね…
汚染水の保管場所に関して、この2ヶ月東電は何をやっておったのだと思わざるを得ません。
溢れるのは子供でもわかることですがエリート企業・東電の俊英たちには想定外だったようです。
タンカーをもってくるべき、とか敷地内にプールを作るべき、とか世界中から容器を集めよ、という提案がなされていましたが、そのことごとくを東電は無視、あるいは鈍い頭が理解できず放置してきてしまいまいて、ここにきてどうにもならない状況に陥っています。
東電って「どうにもならない状況」が好きなんじゃないの?
或いはやっぱり「コストがかかることはイヤです。」という東電本能の機能によってそうなったのか。
いずれにせよこの数日中に対処しないと高濃度汚染水による海洋汚染が大々的に始まりますから、いよいよ「日本オワタ」です。