人々の安全>不便

ずさんな建設、いい加減な運営、都合の悪い情報の隠蔽、搾取した富を「上流階級」で分け合う…といった腐敗のオンパレードの原発が見直される気運が生まれてきたのは良いことです。
一時の目眩ましにならず大方針の転換にいたるよう私たち自身が知識と考えを深めていかなくてはいけません。
福島でより強い被曝にさらされている人たちへの責任は弱い被曝で済んでいる私たちにもあるのです。
私たちは同じ社会に生きる日本人なのですから黒を白と言いくるめてまでつまらん利権のおこぼれにあずかろうなどというさもしい根性ではいけないのです。

福島第1原発 山口県、上関原発埋め立て延長認めぬ方向に
毎日新聞 5月19日(木)2時31分配信
 中国電力山口県上関(かみのせき)町に計画中の上関原子力発電所について、同県の二井関成(にいせきなり)知事は、予定地の公有水面埋め立て免許の延長を認めない方向で検討に入った。福島第1原発事故で原発の安全性が問われ、国による原子炉設置許可の見通しが不透明となったため。免許は来年10月に失効するが、再免許は原発に関する国の新たな安全指針が策定された段階で判断する意向。中国電力は計画の大幅変更を迫られる可能性が出てきた。