東通原発、非常用電源に不具合
TBS
宮城県で震度6強を観測した7日夜の地震で、青森県の東通原発では外部からの電源が一時、ストップしましたが、その際に起動した唯一の非常用の発電機で不具合が見つかっていたことがわかりました。
7日夜の地震発生時、青森県の東通原発では運転停止中でしたが、外部からの電源が一時、ストップし、使用済み燃料プールの冷却を非常用電源に頼る事態となりました。
原子力安全・保安院によりますと、非常用の電源はディーゼル発電機など3台がありましたが、このうち2台は定期検査中で使えなかったうえ、起動した1台には外部電源の復旧後に不具合が見つかったということです。
外部電源の復旧が遅れていれば、電源車だけが頼りになる事態でしたが、電源車が実際に使えるかどうかについて原子力安全・保安院は次のように説明しました。
「(Q.プラグがつながるということを確認しているのか)それをこれからきちっと確認していく」(原子力安全・保安院の会見)
一方、宮城県にある女川原発も地震発生後、5回線の外部電源のうち1回線しか使えない状態になりました。この際、バックアップの非常用発電機2台のうち、1台は使用できない状態だったということです。
東北電力とりあえず切り抜けたわけですが、頼むぜホント。
まだ危機管理としては弱いですね。
事故の現場を見れば、コストを気にする部分じゃないでしょう。
出来る限り分厚いバックアップをしてほしいものです。