陛下を祝福 天皇誕生日、皇居で一般参賀

産経新聞 12月23日(木)11時9分配信
 天皇陛下の77歳の誕生日を祝福する一般参賀が23日午前、皇居・宮殿で行われ、陛下は「誕生日にあたり、みなさんの祝意に深く感謝します」とお言葉を述べられた。

 陛下は「今年は経済情勢が厳しい中、多くの地域で猛暑が続きました。苦労の多い日々を過ごした人も多いのではないかと案じています」とした上で、「どうかくれぐれも体に気をつけ、元気に新年を迎えられるよう願っています」と話された。

 参賀には皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻も出席し、長和殿のベランダで手を振られた。

 宮内庁によると10時20分から行われた1回目の参賀には、1万1250人が訪れた。

天皇陛下のお言葉は、顔の見えない人、直接には関係ない人へも、思いやりを込められています。
このような精神が日本を保つのであって、自分の身近な人間にしか思いやりを持てないというのは想像力の欠如ですし、この社会を維持する自覚が足りないということになります。
直接には関係のない人々にも気遣いができるからこそ、アフリカのような部族戦争や部族に根ざすコネ社会にならずに済んでいるのです。
日本が独自の民族性を持っているからこそ、今の安寧と繁栄があることに私は感謝しています。