超過準備への付利の意味

補完当座預金制度とは何ですか? 日本銀行当座預金にマイナス金利を適用することが金融市場に与える影響を教えてください。 : 日本銀行 Bank of Japan
日銀の説明。

補完当座預金制度とは何ですか?
補完当座預金制度は、日本銀行が受け入れる当座預金および準備預り金のうち、いわゆる「超過準備」に利息を付す制度です(2008年<平成20年>10月に時限措置として導入。2009年<平成21年>10月に当分の間延長することを決定)。
金融政策手段としての位置付け
金融機関には、短期の市場金利が補完当座預金制度の適用利率より高い限り、極力市場取引を通じて資金を運用しようとする誘因が働きます。同時に、何らかの理由により短期の市場金利がこの範囲を超えて低下する場合には、いつでも補完当座預金制度を利用できることが予め明確になっているため、結果として、補完当座預金制度の適用利率が短期の市場金利の下限を画することが期待されます。
適用利率
補完当座預金制度の適用利率は、金融政策決定会合で決定・変更されます。現在の利率は年0.1%です(注)。
(注) 2010年(平成22年)10月の金融政策決定会合の決定で、補完当座預金制度の適用利率は、当分の間、年0.1%とされています。

短期の市場金利の下限を画さなければならない理由が分からない説明なんですよね。短期市場金利は0.1%未満には下げない方が良いということですかね?
黒田日銀は金利を下げているのではなかったのでしたっけ。
実際にはコールレートは0.1%未満に下がっているようですので、金融機関は補完当座預金で資金を「運用」しちゃっているということになりますね。
うーん、それで景気が良くなるんでしたっけ。
超過準備への付利導入は2008年、リーマンショックの後。
もともと存在しなかったものを導入した理由はなんなのでしょう。
少なくとも、超過準備への付利が日本の景気を良くすることにはつながらなかったのは確かなので、どういう必要性で導入されたのか知りたいところです。