消費増税は延期くらいするべき

4月の増税の悪影響で消費がどーんと落ち込んで、回復する兆しも非常に弱いとのことで、さすがは10万人を死に至らしめた消費税、戦争並みの破壊力であります。
2015年10月に再増税が予定されているわけですが、政治家や官僚は消費税10%で満足するはずもなく、20%を超えるくらいの水準まで増税し続けようと目論んでいると思います。
今の日銀が発表しているスタンスを信じるのであれば、インフレ率が2%に到達するまでは金融緩和を続けるとのことですから、増税が実施されるまでの間はゆっくり経済が回復しはするのでしょう。
(当初言っていたような、おしまいを決めたやり方ではダメですが)
しかし、回復しかかったときに「消費税」と書かれた棍棒で芽を叩き折ることを繰り返していたら、上がっては下がりを繰り返しているだけであって、我々の経済の水準はいつまで経っても上昇しないでしょう。
消費増税は今回で打ち止めにさせるように国民の意思を醸成しないと未来はありませんな。
今回の消費再増税も中止するのが最も理性的な判断ですが、1年、最悪でも半年延期できれば結構マシな水準になるのかな、とは思います。
2016年4月から再増税するのは、年度初めでキリが良いので常識的な時期だと思いますし、2015年度いっぱい金融緩和できるので、名目GDPの額を500兆円近くまで持っていけるかもしれないですから。
どうせ落とすのであれば、それまでにできる限り上昇しておきたいところであります。