自民党のポピュリズムが行き過ぎていて危険

奇妙な発言が目立つ甘利大臣。

賃上げ非協力企業には「経産省が何らかの対応」と甘利担当相
2014.3.11 11:36
 甘利明経済再生担当相は11日の閣議後会見で、今年の春闘での賃上げについて、「政府は、復興特別法人税の減税を前倒しして、原資を渡している。利益があがっているのに何もしないのであれば、経済の好循環に非協力ということで、経済産業省から何らかの対応がある」と述べた。

日本は自由な国だった筈ですが、与党の政策に「協力的でない」と判定されると官僚機構による制裁がちらつかされるようになっています。
甘利大臣のこの発言はかなり危なく、問題視されるべきものだと思うのですが、マスコミは全然騒ぎませんね。
これはおそらく、「甘利発言を批判すると、賃上げを望む大多数の国民から反感を買うであろう」という読みなのだと思います。
政治権力が民間企業を恫喝して政策を遂行し、マスコミはそれに追従する、国民は拍手喝采、という風景にはディストピア的不気味さが漂っています。