需給ギャップがあるけどインフレになりました in Japan
ナショナリズムを悪用して耳目を集め、全土バラマキ型公共事業を煽って土建屋から講演料をせしめようと励んでいる国土強靭派評論家たちの妄説とは裏腹に、我が日本でも需給ギャップがあるにも関わらずインフレになりました。
10月の消費者物価、0.9%と今年最大の上昇幅 「コアコア」は5年ぶりプラスに
2013.11.29 09:11
食料とエネルギーを除く、いわゆる「コアコア指数」は前年同月比0.3%上昇し、98.8。この指数の増減率がプラスとなるのは、2008年10月以来5年ぶりとなる。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131129/fnc13112909120002-n1.htm
- 2013年7−9月期のGDP1次速報値から試算したGDPギャップ(注1)は▲1.3%となり、13年4−6月期(▲1.6%)からマイナス幅が縮小した(図1、表)。これは、実質GDP成長率が前期比年率1.9%と、潜在成長率(0.7%)を上回る伸びとなったためである。
- このようなGDPギャップの縮小は、このところの予想物価上昇率の上昇と相まって、物価の押上げに寄与すると考えられる。GDPギャップ、予想物価上昇率、消費者物価指数(コアコア、注2)に関する過去の関係から、13年10−12月期、14年1−3月期におけるコアコアの前年比を試算すると、13年10−12月期にプラスに転じ、その後プラス幅が拡大する結果となった(図2)。
内閣府の予想通り、コアコアCPIがプラスになりました。
「需給ギャップがある限りデフレ脱却はできない。」などと言っていた「経済評論家」はちゃんとコメントしなければいけませんね。