増税派がやっぱり安倍首相を恫喝

恫喝シリーズ第二弾。
口々に脅していますね。
彼らにとっては財政利権はめちゃくちゃ儲かる、得するものなのでしょう。
カネも社会的地位も、それらに付随する特典がわんさとくっついてくる御馳走なんですね。
増税派にとって日本国の社会経済システムは、知行国や荘園と同じ、富を生む機械といったものなのでしょう。
国民は「下人・所従」といった存在でしょうか。

安倍首相は増税決断を=引き上げ慎重派けん制―自民・町村氏
時事通信 9月1日(日)16時52分配信
 民党の町村信孝官房長官は1日、町村派研修会が開かれた長野県軽井沢町で記者会見し、2014年4月に予定される消費税率の引き上げに関し、「もし安倍晋三首相がゼロからやり直すと言ったら、そのことの持つダメージは極めて大きなことになる。慎重に考えた結論は変わらないと確信を持っている」と述べ、首相は法律に沿って増税を決断すべきだとの考えを強調した。

町村氏の言う「ダメージ」とは誰にとってのダメージでしょうか。
消費増税を中止すると、日本経済の好転が予想されますから資産市場は好感をもって迎えるでしょう。
資産市場が好転すると実体経済をリードしますから、国民の雇用や所得は増加していきます。
国民にとって消費増税中止はダメージどころか慶事ですし、経済の好転で税収が増加することから、国家債務問題の観点からしても朗報です。
増税中止のダメージとは、税金に群がって私利私欲を肥やす人々にとってのみのものであって、一般国民にはどうでも良いことであります。

村氏は、首相が増税の先送りを決めた場合は、「党内はもとより、いろんな方面から『安倍って何だ』という話になる」として、首相への反発が強まるとの認識を示した。

うーむ、町村氏は中谷氏と違って明確に脅していますね。実力の違いか。
それにしてもまぁ、「増税しないと首相にも反発する」層が大勢いる自民党って何なのでしょう。
国民の意思や福利をまったく無視しています。
族議員の巣窟なんですね。

村氏はまた、首相の経済ブレーンの本田悦朗内閣官房参与らが14年の8%への引き上げに異論を唱えていることなどを念頭に、「誰が不適切だと言うつもりはないが、あまり『内閣官房何とか』という人がたくさんいると、スピーディーな意思決定の逆になることもある」と批判。首相が多くの民間人を内閣官房参与に起用していることに関しても「増やすことにあまり意味がない」と注文を付けた。 

安倍首相の方針をほとんど全否定しているわけですが、安倍首相は先の総選挙で代表となって戦い、国民からの負託を受けた方ですが。*1
総選挙の期間中から、増税については「様子を見て決める」と語っていたわけであって、今の態度と整合性があります。
むしろ、選挙中は玉虫色でありながら、今になって増税推進になった公明党は国民を騙したと言えるでしょう。
自民党の他の議員も、総選挙中には今ほど露骨な増税推進をしていなかったのですから、国民からの信託を得ているとは言えません。
ためしに、増税自民党議員と安倍派自民党議員とで選挙を戦ってみたら良いのではないかと思います。

*1:町村氏を評価して投票した有権者などほとんど存在しません