円安で輸入品の価格が上昇⇒国産品を買う

野党が用いる最近の手口は、「円安で輸入品の価格が上昇して庶民が苦しむ」というシナリオですが、実におなじみの詐術です。
日本でほとんど採れない必需品、原油や鉄鉱石のような原料ですが、これらが円安で価格上昇するのは、ある程度の期間をおいてではありますが、確かです。
原料価格の上昇が、いくつかの製品の価格に反映されて、僅かに上昇することはあります。
たとえば、マヨネーズが一本あたり25円上がるとか。
マヨネーズが一本あたり25円上昇すると、毎日マヨネーズを一本飲む人にとっては確かに懐が痛むことでしょう。
心中お察しいたします。
しかし、それもデフレ脱却で国民全体が救われるための必要な犠牲なのですから、黙って我慢してください。
マヨネーズを毎日一本飲み干すような人は超少数派なので、さすがにそこまで少数派ですと無慈悲に蹂躙されてしまうものなのです。
このように円安がごく一部の人たちに少し迷惑をかけてしまうことは有るには有るわけですが、しかし、円安になって輸入品の価格が上がると良いこともあります。
それは、輸入品と競争している日本企業の製品が、日本にいる人々によって買われるようになることです。
原料価格が上昇したことである種の製品の価格が上昇し、「買う人」としては少しだけ、まぁ数円とか数十円とか、そのレベルですが、損したとしても、別の製品が輸入品よりも安くなって売れ行きが伸びるのであれば、それを「売る人」としては得するようになります。
日本全体でみると損する人も得する人も出てくるわけですが、円安によって日本経済が活況を呈し始めた現状を見ればわかるとおり、得する人も得する額も、円安によって増えているのです。
「円安で得するのは一部の大企業だ」などと野党の面々は言いますが、その大企業や関連企業で働く人々がどれほど多くいることでしょうか。
雇用される人の数は現実に増えているのですから、アベノミクスがもたらした通貨安や資産高は一般の国民に対して恩恵をもたらし始めています。