4月の雇用者が大幅に増加

実体経済への波及がけっこう速いです。
しかし、野田解散=アベノミクス開始シグナル=リフレーションの実質的始まりから5ヶ月だから、ほぼセオリー通りかもしれませんね。
4月のデータの良いところ。

  1. 就業者(働く人)が5万人増加
  2. 就業率(働く人の割合)が71.6%と過去最高
  3. 雇用者(雇われている人)が24万人増加
  4. 有効求人倍率リーマン・ショック以前の水準に

有効求人倍率とは|金融経済用語集
実体経済の数字を見ると、アベノミクスは効果を発揮していますね。
資産市場の好転が実体経済の好転をもたらすという、リフレーション政策の正しさが実証されています。

4月失業率は4.1%で横ばい、有効求人倍率0.89倍に上昇
ロイター 2013/5/31 08:43
[東京 31日 ロイター] - 総務省が31日に発表した労働力調査によると、4月の完全失業率(季節調整値)は4.1%だった。3月と同水準だが、雇用者が増加するなど労働市場への参入の動きがみられている。また、女性の就業の高まりを背景に生産年齢人口となる15─64歳の就業率が71.6%と、過去最高となった。
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季節調整値でみた4月の就業者は6301万人で、前月に比べて4万人増加。特に雇用者は5545万人で同24万人増と大きく伸びている。完全失業者は271万人と同4万人増加しているが、新たに職探しを始めた人が増えたことに加え、就業者も増加しており、総務省では、「景況感の好転を背景に、労働市場に参入する動きが出ている」としている。
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一方、厚生労働省が発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は0.89倍で、3月から0.03ポイント上昇した。これは2008年7月の0.89倍以来、4年9カ月ぶりの高水準。ロイターの事前予測調査の中央値の0.87倍を上回った。