日銀は緩和政策へのコミットメントを再強調するべき

ラルス・クリステンセン氏の分析。

株価の下落の原因は5つ考えられる

  1. 過剰買い市場の調整。これは遅かれ早かれ発生しただろう
  2. アメリカが金融緩和政策を縮小するのではないかという予想
  3. アメリカにつられて日銀も緩和政策を縮小するのではないかという怖れ。また、日本政府高官が為替市場や債券市場について間の悪い発言をした
  4. 中国経済の減速
  5. 各種経済指標の悪さ

http://www.danskebank.com/en-uk/ci/Products-Services/Markets/Research/Documents/FlashComment_ChineseWorries_230513.pdf

  • アメリカが金融緩和政策を縮小しても、日銀は株価の下落を受けて一層の金融緩和をするかもしれないし、時期尚早に緩和政策から手を引くことには非常に注意が必要だ
  • アメリカも日本も金融緩和政策を縮小するとは思えないが、マーケットは神経質になっている
  • 資産市場の回復を続けるためには、アメリカと日本の中央銀行から、将来も金融緩和政策を続けることをマーケットに伝えることが必要だろう。特に日銀はそうするべきだ
  • それをやらないと、株価下落がエスカレートするだろう。

日銀が金融緩和政策へのコミットメントを再強調しないと、株価下落が発生する、という部分にcertainlyという言葉が使われています。
それにしても、「為替市場と債券市場について間の悪い発言をした政府高官」って誰なんでしょう?