「史上11番目の株価変動」など珍しくも何ともない
この週末は案の定、野党やマスコミが「アベノミクスはバブルだー」「制御不能だー」と口から出任せに努めているわけですが、先日の株価下落程度の話はまったく平凡な出来事です。
そもそも、「史上11番目の下げ幅」なのですから、日本に限ってみてもどうでも良い話です。
ただ、念の為にアメリカの例を見てみますと、次のような例が簡単に見つかります。
ダウ平均、この1週間に5回の記録的変動幅
8月11日(ブルームバーグ):ダウ工業株30種平均 はこの1週間に史上12位内に入る上昇幅の記録を2回、下落幅の記録を3回付けた。
更新日時: 2011/08/12 08:57 JST
この記事は2011年8月ですから、QE2(量的緩和2)は既に終わっている時期です。
金融緩和政策をしていない時期でも、このような例が容易に見つかるのですから、株価急落とリフレーション政策の関係はほとんど無いといっていいでしょう。
野党やマスコミがやっているのは、単なる印象操作です。
問題は、単なる印象操作が世間にメインの情報として広まってしまう仕組みの方であって、そこを何とかしない限りは、どんなに機動的な経済政策に努めても、次から次へと因縁をつけられて対応しきれず、疲弊するだけです。