4月の値上げラッシュは再分配のチャンス

公明党の代表も物価と価格を混同しているので困ったものであります。
公明党の悪口を書いたからといって危険なことは何も起こらないと信じてエントリするわけですがw、公明党は与党なのですから、自分たちも当事者として関わる政策の中身については学んでおいてほしいと思います。

物価上昇への対策を=山口公明代表
 公明党山口那津男代表は1日午後、首相官邸で開かれた政府・与党連絡会議で、最近の円安に関し「負の側面として国民生活に影響が強い食用油、小麦の価格、ガソリンや重油、電気料金など、値上げラッシュの気配がある」と指摘。円安に伴う物価上昇対策に迅速に取り組むよう政府に求めた。(2013/04/01-15:08)

ただ、物価と価格を混同した上で「対策をとれ」と言っているのは好機です。
アベノミクスでアキレス腱になっているのは再分配の弱さです。
もちろん、デフレ脱却すれば、それは実は経済弱者に最も恩恵があるのですが、そのような「回りまわって本質的に得をする」という話を一般国民は理解できませんし、理解する気持ちもありません。
面倒くさいものは一切イヤなのです。
そのような現実を前に、デフレ脱却の努力をマスコミや麻生、民主党に潰されないためには、申し訳程度でも給付金や給付付き税額控除などでもやっておくのが良かろうと思います。
給付金は公共事業よりも経済効果が大きい財政政策ですから、デフレギャップを短期的に埋めるのには調度良い政策だと思います。
「庶民救済」という大義名分もありますし、「バラマキ」という非難を浴びにくいタイミングだと思います。