やまもといちろうが岩田規久男教授を中傷か

アブラハム周辺を掘ってたら、違法業者がいっぱい出てきた件で: やまもといちろうBLOG(ブログ)
【祝】日銀副総裁候補・岩田規久男・学習院大教授がアブラハム「海外投資新聞」に登場: やまもといちろうBLOG(ブログ)
切込がしているのは、「脱税をやっている金融業者が作っているウェブ新聞に岩田規久男教授が出ているのは、後ろ暗いことがあるのではないか」という印象付けだと思います。
しかし、アブラハムという会社が違法なことをしているから、そのウェブ新聞のインタビューに応じることも不適切、という言い分は理解できませんね。
そのようにハッキリとは書かずに印象付けを行うあたりが切込の汚いところですが、何が問題なのか今後吟味するべきでしょう。
私はリフレーション派を支持していますし、岩田規久男教授に私淑していますが、何か社会的に問題のある関係が本当にそこにあるのなら、それは明らかにされるべきだと思います。
が、問題になるようなことは何もなく、単にインタビューに答えただけであるとすれば、切込のこのエントリもまた何らかの形で問題にされるべきでしょう。
二つに一つです。
これはなあなあで終わらせるべきではなく、非のあるどちらか一方に社会的責任をとってもらう必要があります。
ただ、「いつかはゆかし」とかいう商品が実際に詐欺的商品であったとしても、それがインタビューに答えることの適切性とどう関係しているのか、今のところ全くわかりません。
この商品の宣伝は「はてな」の日記・ブログにも表示されますから、それはつまり「はてな」がアブラハムからカネをもらって広告を載せているということです。
詐欺であることが明々白々なのに広告を掲載したのであれば、「はてな」その他のネットメディア、或いは電車広告その他の一般メディアにも道義的責任が発生します。
要するに全メディアも「脇の甘さが魅力」ということになります。
全メディアに対して切込がネタにしない理由を訊きたいものです。
また、私のこのブログも日に数人は読んでいると思いますし、そこには「いつかはゆかし」の広告が出てしまうのですから、私もまた詐欺商品の宣伝に加担していることになり、「脇が甘い」ということになります。
ともあれ、最も重要なのは岩田規久男教授に本当に「脇が甘い」と言われるような問題があるかどうかです。
単にインタビューに応じたこと自体を「脇が甘い」などと、問題企業と特殊関係でもあるかのようなネガティブな印象を与えるように言うのであれば、これは中傷と言うべきものでしょう。