IMFでもまともな人は居ないこともない

「通貨戦争」の議論は誇張、現時点では不適切=IMF首席エコノミスト
2013年 01月 24日 01:25
 [ワシントン 23日 ロイター] 国際通貨基金IMF)の首席エコノミスト、オリビエ・ブランシャール氏は23日、先進国の緩和的な金融政策と財政政策により「通貨戦争」が発生するリスクがあるとの考えは誇張されたもので、現時点では適切ではないとの見方を示した。
 ブランシャール氏は記者会見で、「通貨戦争に関する議論が高まっているが、これは大きく誇張されたものと考えている」とし、「各国は自国経済の健全性を取り戻すために、それぞれ正しい措置を導入する必要がある。われわれはこうした政策は適切とみており、このため為替相場も適切とみている」と述べた。
 先進国の緩和的な政策により新興国への資本流入が増加しており、これにより経済が過熱、もしくは資産バブルが発生するリスクが出てくるとの考えについては、「最近になって状況が大きく変化したわけではない」とし、「通貨戦争の議論は現時点では不適切とみている」と述べた。

オリヴィエ・ブランチャード - Wikipedia