テレビ朝日が体罰を肯定


テレビ朝日サンデースクランブル」内で戸塚宏体罰を肯定。
体罰を受けて死んだ生徒が悪いとも発言。
アナウンサーらは一応怪訝な表情をしてみせていますが、白々しいにもほどがありますね。
戸塚を呼んだらこういう発言をすることはわかりきっているわけですから、これはテレビ朝日体罰肯定発言をさせるつもりで喋らせたということでしょう。
テレビがこのような腐れた行動をとるのは、話題性を獲得したいからでしょうが、そのプロセスで批判を浴びても平気なのです。
通常の企業は批判にさらされると売上の減少、ライバル企業に倒される、という危険性がありますから滅多な発言はできないのですが、テレビ局は政府による規制でライバルが現れないという守られ方をしているので、どんな反社会的な言動をしても平気の平左なのですね。
批判をおそれて常識的な番組作りをするよりは、批判を浴びてでも話題を獲得した方が、視聴率が上がり、広告料が得られるというわけです。
テレビが有害な言説を社会に流して人々の知性を劣化させていても、それを止める手段や責任をとらせる手立てがない仕組みに問題があります。
下劣なテレビ番組をなくして日本社会をより良くしていくためには、テレビを規制によって保護することや、経営上の優遇措置などをなくしていくべきでしょう。
テレビ局の方も、自分たちの立場が危ういとなれば身を正すでしょう。
具体的に言えば、主要なテレビ局の新規参入をしやすくすること、ケーブルテレビなどへの振興策をとること、電波使用料を欧米並みに払わせること、NHKを民営化すること、などが挙げられるでしょう。