格差是正派もリフレを支持

スティグリッツ氏。

「経済の政治化」米の成長を阻害 ジョセフ・スティグリッツ氏に聞く
スティグリッツ 日本経済は明らかに困難に直面しています。ドル買い円売りの円安政策で、輸出競争力をつければいい。これまでのドル買い円売りの政策では、市場に出回った円を買い戻したり、短期証券を発行することで円資金を市場から吸い上げていますが、市場に出た円が再び吸収されない非不胎化政策をとればいい
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130104/mcb1301040501003-n1.htm

単なる介入でなく、金融緩和を伴う介入をすれば良いという提案です。

スティグリッツ 日本はインフレを心配しすぎです。日本のように外貨準備高が積みあがった国は、それほど心配する必要はない。ドル以外にもユーロも買えばいい。ある程度の物価上昇が必要です。日本は技術力があるので、経済振興策につながるように、(代替エネルギー用の)発電所や施設に投資すればいいのでは。地球温暖化時代ですから、世界中から需要があるに違いありません。

スティグリッツ氏はオキュパイ・ウォールストリートに賛同するなど、格差問題に関心の深い学者ですが、まっとうな学識を持つ方なので日本に金融緩和政策が必要であることを当然のように語っています。
本当に貧しい人々のことを気にかけていれば当然の意見であります。
日本の左翼がいかに良識を欠いているか、日本のマスコミがいかに自己中心的で欺瞞的であるか、ということが対比的によく理解できます。