新聞への過剰規制を改めよう

今日も今日とて新聞が間違った情報を拡散し、どのような意図か知りませんが日本の経済回復を邪魔しようとしています。
実にしつこいです。
最下部に載せた北海道新聞のような言いがかりには反論テンプレがネットに出回っていますから、それを使えば誰でも正しい反撃が可能になっていますが、新聞はまともに議論する気は最初からなく、その特権的立場を利用してプロパガンダに励むことしか考えていません。
こういう振る舞いが可能であるのは新聞が経営上の優遇を国から受けているからで、自民党のリフレ派は手を噛まれている状態なのですが、新聞保護活動をしてきた自民党議員がまさに上げ潮派だったというのも皮肉な話です。

新聞の特殊指定

新聞への保護で有名なのは再販制度ですが、それに加えて「特殊指定」というものもあって過剰に守られていると問題視されています。
http://www.jftc.go.jp/dk/tokusyusitei/qa.html

問6 公正取引委員会は,新聞特殊指定についてどのような問題があると考えているのですか?
答6 まず,

  1. 新聞特殊指定が新聞について多様な定価設定を行わない口実に使われているおそれがあり,消費者利益を害する結果をもたらしていること,
  2. 新聞特殊指定が,独占禁止法の認めた範囲を超える過剰規制となっているおそれがあるということ,
  3. 新聞については著作物再販制度の対象となっていることから,販売店間の価格競争を回避したいのであれば,新聞発行本社と販売店の間の再販契約を利用すべきであること,が挙げられます。

まず,1について具体的にいいますと,例えば,長期購読割引,口座振替割引,一括前払い割引,学生・高齢者向け割引等は,携帯電話の通話料など他の長期的な契約においては幅広く導入され,消費者利益の向上をもたらしているところですが,新聞においては,新聞特殊指定の存在を口実にして,ほとんど導入が進んでいません。著作物再販制度の下でも多様な定価を設定することは認められているはずです。

つまり新聞は規制を口実にして割引をしないで消費者利益を害しているということです。
新聞は不当に守られていますね。

次に,2について具体的にいいますと,新聞特殊指定は,新聞発行本社の多様な定価設定や販売店の値引き行為を原則的又は全面的に禁止しているかのような規定になっていますが,このような多様な定価・価格設定や値引き行為は,本来,重要な競争手段であり,競争を促進する効果はあっても,それ自体が公正な競争を阻害するおそれがあるとはいえません。
 したがって,独占禁止法第2条第9項では「公正な競争を阻害するおそれのあるもの」であることを要件に「特殊指定」がされる仕組みになっているにも拘らず,現行の新聞特殊指定第1項及び第2項は,この要件に該当しないものまで規制対象としている点で,過剰な規制になっているおそれがあります。

つまり新聞は競争を回避しているということです。
国からの保護によって競争を回避し、消費者利益を損ない、新聞社従業員が社会常識からみて不当に利益を得ているということですね。

3については,新聞については著作物再販制度の対象となっていることから,新聞発行本社と販売店と間の再販契約により,販売店は定価からの値引販売を禁止されています。したがって,新聞発行本社が,販売店間の価格競争を回避させたいのであれば,契約違反とすることによって定価販売を維持させることができるのです(ただし,再販契約を守らない販売店を放置しておくのも新聞発行本社の任意といえます。)。

つまり特殊指定がなくても新聞社の言い分通りになるのにもかかわらず、特殊指定にこだわっているということです。

問7 今まで新聞特殊指定を維持していたことに問題があったということですか?
答7 公正取引委員会としては,問6で述べたように,現在の新聞特殊指定には問題があると考えています。

私もそう思います。
自民党は新聞を守るのを止めるべきでしょう。

行政機関が自ら行っている規制に問題があると気が付いた場合には,それを改めることをためらうべきではないと考えます。

素晴らしい。応援します。

「特殊指定」は,公正取引委員会が個別業種の事情にかんがみ,一般指定では不十分であると認める場合に行う特別な規制であり,今日,これをそのまま維持する理由は見当たらないと考えています。

ありませんね。全然ありません。
私は新聞への再販制度も要らないと思います。新聞はもう役割を終えました。
ウソや間違いばかり広める組織は社会に有用性がありませんから、衰退するに任せておけば良いと思います。

北海道新聞 卓上四季

卓上四季 北海道新聞

アベノミクス

一万円札の肖像が聖徳太子から福沢諭吉に切り替わったのは1984年。30年近く前になる。そのころからだろうか。給料が銀行振り込みになり、お札を拝む機会が減ってきたのは▼不況の昨今は収入の目減りでますます縁遠い。あす首相に返り咲く安倍晋三さんはそんな時代の救世主になれるのか。選挙前の街頭演説で、デフレ対策について「(日銀の)輪転機をぐるぐる回してお札を刷るということです」と威勢よく語っていた▼実はお札の印刷は日銀ではなく国立印刷局の仕事。「日銀の輪転機」は言葉のあやとして、2%のインフレ実現を目標に日銀に金融緩和させ、出回るお札を増やす。併せて公共事業も積極的に進め、景気を回復させる考えのようだ▼安倍さんの経済政策「アベノミクス」を好感し株式市場は活気づく。でも眉につばを付けることもお忘れなく。物価が2%上がり消費税増税も重なる。収入が増える保証はない。生活がどうなるかは明らかだろう▼そもそもこの国には今、80兆円を超えるお札が出回っている。それでも景気が悪いのは、庶民や中小企業にお金が十分行き渡っていないからではないか。いくらお札を刷っても、そこが変わらない限り効果は乏しい▼「日本を、取り戻す」と訴え、政権を取り戻した安倍さん。聞こえませんか。「普通の暮らしを取り戻したい」という国民の声なき声が。2012・12・25