金融政策の予想を経済状況と結びつける

FOMCが「6.5%の失業率を目標として金融政策を行う」と発表した意味について。
Macro Musings Blog: Historic Times for Monetary Policy
出したカネの量が重要なのではなく、経済状況と関連付けて金融政策を行うというアプローチだということ。
経済的結果によって、将来の金融政策への予想をつけていくという考えかたです。
特定の失業率という経済状況の目標が達成されるまでは金融緩和政策が続くことが人々によって信じられるようになると、人々はより高い金利の得られる資産にカネを移すことになります。
その行動によって資産価格は上がり、バランスシートは改善し、消費も増えていくでしょう。
アメリカの経済学者たちにとってはQE3発表に続く、再度の良質の驚きだったようです。
金融政策のレジーム変化が起こっている、とのこと。