デフレにはマイナス面しかない

デフレでも海外の景気が絶好調なら確かに企業の利益は増加しますが、雇用に結びつきません。国内の売上が振るわないと国内の雇用が増えないからです。2002年から2007年がそういった時期。
海外の景気も悪い現在ではデフレの悪影響を補うものがなく、日本は不況に陥っているわけですね。

  • 「収入が1%下がっても物価が1%下がれば実質的な収入は同じ」だそうですが、収入と物価が足並みそろえて下がるという法律でもあるのですか?
  • これはデータが出ていますが、総務省労働力調査」・「消費者物価指数厚労省「毎月勤労統計調査」によれば、2000年から2009年にかけての実質賃金は、1995年から1999年の実質賃金より下がっています。これは物価の下落よりも給料が下がっていることを示します。つまり「実質収入は同じ」ではないことのデータが出ているのです。
  • 個人消費の話が資金需給の話にすりかわるところのつながりがわかりません。なんじゃこりゃ?
  • 「物価が下がると消費が増える」のが本当だとしても(疑わしいけど)日本では現実に物価の下落とともに経済のパフォーマンスが下がっているわけで、悪影響の方が強いのが現実に起こっていることですね。現実を見ていればね。
  • デフレになって借金の重さが増しても借り換えで簡単に解決するそうですが…
  • それはつまり、「デフレになったから借金の名目の額を減らしてあげるよ♡」という貸し手がこの世には大勢いるっていうことになりますね。
  • では、借金の返済に四苦八苦する企業・人が現実に存在するのは何故なのでしょう?目の錯覚か?
  • 流動性の罠が「デフレの唯一の弊害」だそうですが、その害の大きさについては評価しないのか?
  • クルーグマンは「流動性の罠を脱却するために財政政策をやるべきだ」と主張していますが、己は財政政策も否定しているよな?
  • 別にそれでもいいんだけど、結局クルーグマン肯定なのか否定なのか明確にしてもらいましょう。リフレ否定の道具だけにクルーグマンの発言を利用するというのは汚い方法だね。
  • 「ゆるやかなインフレには持続的な景気刺激効果はない」という意見を言うのも勿論自由ですが、クルーグマンインフレ目標の唱道者です。インフレ目標を採用しているオーストラリアのGDPの伸び方は2000年以降堅調ですね。
  • 日本の問題が「成長率の低下」であるなら、その影響の経路を示すべきでしょう。また、その原因も。
  • 金融政策担当者が「潜在経済成長率の低下が問題だ」というと責任逃れにしか聞こえません。