リフレ政策が胡散臭く思われているのは勝間和代のせいです。

この記事で思い出した。
安藤美冬とかいう新たな勝間和代の襲来: やまもといちろうBLOG(ブログ)
以下、2009年11月の記事。産経新聞

菅直人副総理・国家戦略担当相と経済評論家の勝間和代氏が5日、今後の財政政策などについて議論を戦わせた。勝間氏は「若年層の失業対策と財政再建の特効薬はデフレを止めるこだ」と 主張し、日銀による金融緩和 策を断行し大量の通貨を発行することを提案したが、菅 氏は難色を示し、約1時間に及んだ論争は物別れに終わった。
2人が対面したのは、菅氏がエコノミストから専門的な意見を聞く「マーケットアイミーティング」。勝間氏は冒頭、愛用する“つぶやき型”のミニブログツイッター」で、事 前に菅氏との面会を告知し、「菅 氏にデフレ脱却対策を求める」ことへの署名が丸1日で約2500人集まったと披露。デフレ脱却策として日銀による金融緩和政策誘導を提唱し、「政府が応援す れば日銀はやる。もし菅氏が (日銀に)行くなら、私も横にいて応援しますから」と決断を迫った。
菅氏が「どうすればいいのか」と尋ねると、勝間氏は「紙幣をたくさん刷って、借金にして政府がばらまく国債発行は悪くない。実際は投資であり、将来の税収なり投資した資産で賄 えばいい」と大胆にたたみかけた。
これに対し、菅氏は「勝間氏の話は極めて魅力的だ」と持ち上げつつ、「日銀がやってくれるなら明日にでも言おうかという気はあるが、どこかのお金を持ってきて一時的に使っても、結局どこかのお金が使えなくなって返さなければいけなくなる」と消極的な 様子。働く女性らにカリスマ 的な人気を誇り、“カツマー”現象まで起こしている勝間氏も、菅氏の心は動かせなかったようだ。

こんな言い方をすれば、こういった話題に疎い一般国民は「そんな安直で非道徳的なこと良い筈がない」と思うのは当然で、その程度のことは普通に生活している人間なら簡単にわかるのですが、普通の生活をせずに学識や知名度を鼻にかけて生きているお調子者どもにはわからんのです。
どういう神経で「ばらまく」などという言葉遣いをするのか、本気でリフレ政策を考えているのであれば理解しかねるところです。
この記事を読んだ当時、私はてっきり「こいつはリフレ政策に悪い印象をつけるためにこんな活動をしているのではないか?」と思ったものですが、勝間とは別に現在も「リフレ派」を自称しつつ、一般人を「無知」とか「馬鹿」とか嘲弄する活動を毎日続けている人間がいますから、どうも一般常識のなさが所謂リフレ派のアキレス腱なのではないかと思うようになりました。そんなことやっていて支持が広がるわけがないんで、陰謀論的に言えばリフレ派の皮をかぶった左翼なんじゃねえの?とも思います。コネはあるみたいだしね。