中国の金融緩和は良い緩和

中国が金融緩和すること自体はぜーんぜん悪くない。というか金融緩和はどの国がやっても別に悪いことではない。良い悪いで判断することではなくて効果があるかどうかで判断するべきものだから。
が、中国の緩和については「ばらまき」だの「ジャブジャブ」だのという表現を日本のマスコミは使わないということに注目しなければならない。
これは、TPPには反対するが日中FTAには反対しない日本の幾つかのマスコミや共産党社民党の姿勢と合い通ずる所があり、こういうものを偶然と考えてはいけない。

中国が追加金融緩和 預金準備率0.5%引き下げへ
 中国人民銀行中央銀行)は18日、金融機関から強制的にお金を預かる比率を示す預金準備率を24日から0.5%幅引き下げると発表した。市中に出回るお金の量を増やして企業や個人がお金を手に入れやすくし、景気を下支えする狙いだ。
 準備率は昨年12月5日、約3年ぶりに引き下げられて以来、今回の景気減速の局面では2度目。
 欧州債務(借金)危機の影響で、輸出や海外からの直接投資が減速。一方で、お金の量を増やすと投資対象になると心配していた国内の不動産の価格の値上がりの勢いは鈍っている。