米自動車業界団体、日本のTPP参加に反対声明

ほーら早くも雲行きが怪しくなってきましたよ。TPPアメリ陰謀論者はどう自裁するのか楽しみです。



 【ニューヨーク=小谷野太郎】米自動車大手3社でつくる業界団体「米自動車通商政策評議会」は11日、日本が環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加することに反対する声明を発表した。


 同評議会のマット・ブラント代表は、米国の対日貿易赤字の7割は自動車関連が占める、と指摘。その上で、「日本の自動車市場は先進国の中でも最も閉鎖的だ」と主張し、日本のTPP交渉参加は、「日本に都合の良い通商慣行を正当化し、重要な通商合意の進展を妨げる」と批判した。


 同代表は、米自動車産業はこれまでのリストラで国際競争力を強化し、雇用創出などで米経済の回復の先導役を果たしている、と主張。TPPへの日本の参加は「これまでの努力を危険にさらす」との警戒感を示した。米国では、自動車産業が集積するミシガン州知事や同州選出の上院議員も日本のTPP参加に反対する声が出ている。
(2011年11月12日11時14分 読売新聞)

TPP参加表明、参加国から歓迎や懸念の声
 ニュージーランド・マッカリー外相「日本は政治的に困難な議論を抱えていたが、前向きな結果となり、歓迎しています」

 
ペルー・シルバ通商観光相「日本の方針は、TPP参加各国が見極めることになるが、日本がTPPに参加することを願っています」


アメリカ通商代表部・カーク代表は「日本は貿易自由化の高い基準に向き合い、農業やサービスなどの特定の障壁を改善する用意が必要だ」と、日本の姿勢にクギをさしている。  


ホノルルでは、11日もTPP参加9か国の閣僚が集まった他、この後には首脳会議が開かれるが、ここに野田首相の出席が認められるかはまだわからない。
[ 11/12 10:04 NEWS24]

カナダはNAFTAを結んでいるせいか、アメリカの輸出先1位、輸入先2位という重要な貿易相手でありTPP参加を表明していましたが断られていますね。
陰謀論者の説では「カナダはNAFTAのISD条項でボコボコにされた。」とか言われていますが、NAFTAに加えてTPPにも参加しようとしていたことをどう説明するのですかね。しかも断られているし。カナダは韓国を凌駕する真性マゾ決定なのでしょうか。あまりにも真性なので放置プレイされているとか?
日本がTPP交渉に参加表明したとしても門前払いされる可能性がありますし、交渉が始まって具体的な争点が明らかになって国論を統一できなければTPP参加を断られる可能性は十分にあります。日本はアメリカの輸出にとって5%を占めるにすぎません。アメリカの輸出にとって20%を占めるカナダですら断られているのですから、「アメリカの輸出倍増戦略のためにTPPが使われている」なんてのはたわ言であります。